『日本の文学理論 アンソロジー』

水声社から『日本の文学理論 アンソロジー』が刊行されました。

『日本の文学理論 アンソロジー』近代日本において、文学理論はどのように展開したか?
明治以降の、日本を代表する作家、思想家、批評家、詩人等、41名の文学理論に関するテクストを
小説論描写論物語論私的言語論フィクション論読者論起源論・発生論文学とは何か
という8つの側面から精選し、気鋭の研究者たちによる解説を付した近代日本の文学理論の決定版アンソロジー!
詳細な文献年表と、研究者たちによる論考も収録。
(※本書オビより)
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本書は、6年前から4年かけて行われた京都大学人文科学研究所の共同研究「日本の文学理論・芸術理論」(2012-2015)および科研プロジェクト「日本近代における文学理論的言説の総合的研究──西洋理論の移入と伝統的文学観」(基盤研究B、2015-2017)の成果となります。2つの研究プロジェクトはともに、本書の編者である大浦康介さんが代表でした。僕も、共同研究の最初から参加し、科研プロジェクトでも研究分担者を務めました。
本書では、『フィクション論』概説と収録文献の解題を、飯島洋さん・北村直子さんと共同執筆で担当しています。

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大浦康介編、水声社、466頁、6,000円+税