2024/10

下記のとおり、城陽市民大学(京都府城陽市教育委員会主催の生涯学習講座)で講演します。

令和6年度 城陽市民大学 文学・教育コース
【講座(13)】
二つの「金閣寺」物語
─三島由紀夫『金閣寺』と水上勉『五番町夕霧楼』─

日時:2024年10月28日(月)10:00〜11:30
場所:城陽市立福祉センターホール

1950年に起きた金閣寺放火事件に取材した2つの小説、三島由紀夫「金閣寺」(1956)と水上勉「五番町夕霧楼」(1962)を読みくらべながら、それぞれの物語の特徴について考えます。
>>城陽市民大学のプログラムはこちら
※プログラムのタイトルから、副題を変更しています。

JAPANESE LITERARY THEORIES数年前に参加した、大浦康介編『日本の文学理論 アンソロジー』(水声社、2017.06、※詳細はこちら)の英訳書『JAPANESE LITERARY THEORIES AN ANTHOROGY』がホルカ・イリナさんほかの訳で、Lexington Booksから刊行されました。
2011〜2015年に京都大学人文科学研究所で取り組んだプロジェクトおよびその後の科研プロジェクト(2015〜2017)の成果。近代日本における文学理論的言説を集め、テーマごとに解説を付したもの。僕はフィクション論の章を共同執筆しています。
ホルカさんを中心とした翻訳チームによる長期間のご尽力がかたちになって、感謝とよろこびでいっぱいです。 

 >>目次などの詳細はこちら

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Edites and Translated by Irina HOLCA, Lexington Books, Pages: 244 
978-1-66696-313-7 • Hardback • $115.00 • (£88.00)
978-1-66696-314-4 • eBook • $50.00 • (£38.00)  

佛教大学オープンラーニングセンター(O.L.C.)で全6回の連続公開講座を担当します。 

谷崎潤一郎と探偵小説 
──都市のモダニティを読む──
 

日時:2024年10月〜2025年3月の木曜日(各月1回)10:30〜11:45
内容:谷崎潤一郎(1865-1965)は大正期に、のちのミステリー作家に影響を与える都市小説・犯罪小説を多く発表します。本講座ではこれら「探偵小説のさきがけ」ともみなせる作品を読み解き、しかけられた秘密、謎、犯罪といったものが描き出す近代性(モダニティ)とは何かについて考えていきます。
◎全6回の日程と講義内容は下に貼った画像(クリックで拡大)でご確認ください。
>>PDF版はこちら
OLC_202410-202503hidakay

※申し込みほか詳細は、佛教大学O.L.C.のサイトまで。