2022/08

『小説のフィクショナリティ』
高橋幸平さん、久保昭博さんとの共編で、『小説のフィクショナリティ 理論で読み直す日本の文学』をひつじ書房から刊行しました。
2014〜2020年まで活動した「フィクションと日本文学の研究会」(JF研)の成果の一端をまとめた論集。本書を中仕切りに新たな展開を進めていきたいと思っています。
(※左画像をクリックすると大きいサイズの書影をご覧いただけます。)

フィクション≠文学
人はなぜ虚構の物語にリアリティを感じるのか。
フィクションとファクトの境界はどこに引かれるのか。
フィクション理論の現在を整理し、文学研究に導入する──。
主要文献の「読書案内」を含む、これからの研究に欠かせない一冊。

分析美学の影響下に、ポスト構造主義以降の文学・芸術理論を形成しつつあるフィクション論。欧米の主要な理論的アプローチを概観しながら日本独自の「フィクショナリティ」を照射し、近現代小説の新たな読みを提案する。
(※本書オビ文より)

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■目次■
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