2022/06

坂口安吾大事典勉誠出版から『坂口安吾大事典』が刊行されました。

「偉大なる落伍者」安吾の、あらたな作家像。
「堕落論」、「桜の森の満開の下」、「不連続殺人事件」……モダニズム小説、歴史小説、風俗小説、推理小説のほか、評論・文化論・笑劇・エッセイなど、多岐にわたって足跡を残した坂口安吾。
最新の研究成果を踏まえ、全作品を解説するとともに、その人間像・作品を読み解くうえで重要なキーワードや、交流のあった人物を網羅的に解説。
坂口安吾のすべてに迫る初の大事典!(本書オビ文より) 
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第一部・キーワード編、第二部・作品編、第三部・事項編 の3部構成で、巻末には詳細な年譜が付されています。「お奈良さま」「影のない犯人」「神サマを生んだ人々」「松江市邦楽界に寄す」「山の神殺人」といった作品項目と、「谷崎潤一郎」の項目を担当しました。

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安藤宏・大原祐治・十重田裕一 編集代表、勉誠出版、828頁、14,000円+税 


奈良教育大学国文学会2022年度研究発表大会が以下の要領で開催されます。

日時:2022年6月19日(日)13:00より
会場:奈良教育大学大講義室(発表者および現職員・在学生)とZoom(他の参加者)によるハイブリッド開催

卒業生を含めた学外の方はオンラインでのご参加となります。
事前登録が必要となりますので、国文学会HPをご覧の上、お申し込みください。

◇日高研の現役院生、奥田智也くんが登壇します。
(研究発表) 
・奥田智也「小川洋子『シュガータイム』論」

また、この3月に奈良教育大学学長を退任された加藤久雄先生のご講演もあります。

プログラムの全体、および詳細は国文学会HPをご覧ください。

奈良教育大学国文学会HP20220601


日高研の卒業生、孫軍悦さん(立命館大学准教授)が、このたび第27回日本比較文学会賞を受賞されました。おめでとう!
 http://www.nihon-hikaku.org/activity/award.html

受賞したのはご著書『現代中国と日本文学の翻訳 テクストと社会の相互形成史』(青弓社、2021年2月)です。本書についての書誌情報はこちら。