2022/02

『日本文学の見取り図』
ミネルヴァ書房のシリーズ「世界の文学をひらく」の1冊として『日本文学の見取り図 宮崎駿から古事記まで』が刊行されました。
本書の「序─日本文学をひらくために」で編者による座談会、日本文学を学ぶための重要テーマを扱った第1部「日本文学の今を知る─テーマ・話題」、現代から古代の順に日本文学の作家・作品を取り上げて解説した第2部「日本文学史を彩る(作った)名作・作家たち」で構成されています。
このうち第1部の「資本主義」および第2部の「谷崎潤一郎」について、執筆を担当しました。
以下、出版社のサイトに掲載されている内容説明です。

日本文学を学ぶ上で重要なテーマや課題「メディア」「資本主義」「ジェンダー」「神話と正史」などを取り上げ、また厳選した75の作家・作品を現代から古代の順に配列し、最新の知見に基づきわかりやすく解説する。
本書を通読すると、断片的に見える日本文学に関する情報が有機的に結びつき、全体像が把握できる。学部生、大学院生、文学愛好家を対象に、いまを軸に日本文学を捉え、世界へひらくための地図・見取り図を提供する新しい一冊。
[ここがポイント]
◎ 初学者から日本文学に関心のある一般読者を対象
◎ 第一線で活躍する専門家による執筆
◎ レポート課題や卒論に役立つ
◎ 事典的な使い方もできる、一項目読み切り型
◎ 図版を豊富に掲載し、ビジュアルでも楽しめる

>>目次等の詳細(出版社のサイト)はこちら

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千葉一幹・西川貴子・松田浩・中丸貴史 編著、ミネルヴァ書房、251頁、2,800円+税