2012/03

ルーマニアの"DIMITRIE CANTEMIR" CHRISTIAN UNIVERSITYの国際ジャーナル誌"COGITO"のVol.IV, No.1に以下の論文を発表しました。

◆MODERNITY AND TANIZAKI JUNICHIRO'S STYLE REFORM: THE THOUGHT PROCESS LEADING TO "THE TASTE FOR CLASSICAL JAPANESE HISTORY OR LITERATURE"

去年8月に同大学で開催された日本学の学会(→こちら)で基調講演した内容です。
日本語のタイトルは、
「近代性と谷崎潤一郎の文体変革―〈国史趣味乃至和文趣味〉への通路―」
というわけで、「盲目物語」(1931)を取り上げながら、昭和初年代の谷崎が取り組んだ文体変革と歴史への意識の問題を扱ったもの。日本語で書いた論文を、ホルカ・イリナさんに英訳してもらいました。

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本日、卒業式です。
旅立っていく卒業生のみなさん、おめでとうございます。
僕は午後から学会関連の会議で大学を出なくてはならないため、おひるの卒業パーティー(@山田ホール)にはご一緒できませんが、夕方にはまた戻ってきます。

3月15-16日の両日、奈良でゼミ合宿される名古屋大学大学院の坪井・日比ゼミと合同で研究会を開催します。院生6名の研究発表+教員中心のワークショップなど。
うちの院生も2名発表させていただきます。

烏山頭ダム付近台湾ゼミ旅行から無事帰還しました。
今回は、
1日目:関空~台湾:台南泊
2日目:台南(安平)~屏東~竹田~高雄:台南泊
3日目:烏山頭~台南(市内):桃園泊
4日目:台北(市内~淡水):桃園泊
5日目:早朝帰国
という、4泊3日(!)で「台湾のなかの西洋と日本をめぐる」旅でした。台湾旅程


『昭和文学研究』第64集に、以下の本の新刊紹介を書きました。

◆木村一信監修・外村彰編『外地の人々―〈外地〉日本語文学選』
(龜鳴屋   2011.05)

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