2011/11

『文学・語学』第201号に拙論を発表しました。

◆〈古典回帰〉再考─谷崎潤一郎「蘆刈」と歴史叙述―

今年6月に開催された全国大学国語国文学会第103回大会での公開シンポジウム「近代文学を問う―〈古典の継承〉と変革―」でパネリストとして発表した内容をまとめました。昭和初年代の谷崎の〈古典回帰〉を代表する作品「蘆刈」の言説を歴史叙述という面から再検討、「蘆刈」の古典プレテクストを引用と翻訳という問題から読み直し、〈古典回帰〉で目論まれたことは何だったのか考えたものです。

『図書新聞』第3036号(2011年11月5日号)に、以下の本の書評を書きました。

◆佐藤淳一著『谷崎潤一郎 型と表現』
(青簡舎、2011.01)

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