ネットアドバンスの辞事典サイト「ジャパンナレッジ」より『日本近代文学大事典』増補改訂デジタル版(第2期)が更新公開されました。
こちらに新規追加された人名項目「角川春樹」の執筆を担当しました。
ジャパンナレッジと契約している大学図書館や公共図書館などからご覧いただけます。
2022年8月に刊行した『小説のフィクショナリティ 理論で読み直す日本の文学』(高橋幸平・久保昭博・日高佳紀編、ひつじ書房)の合評会を開催するはこびとなりました(チラシ画像はクリックで拡大します)。

『小説のフィクショナリティ』合評会チラシ
>>PDF版のチラシはこちら

『小説のフィクショナリティ 理論で読み直す日本の文学』合評会

●日時:2023年2月19日(日)13:30から
●会場:同志社女子大学(今出川キャンパス)ジェームズ館 J207

●開催方法:対面+Zoomによるオンラインのハイブリッド方式

●コメンテーター:
・加藤夢三(お茶の水女子大学)
・小柏裕俊(京都芸術大学)
・日比嘉高(名古屋大学)

◎参加方法
関心のある方はどなたでもご参加いただけます。
参加ご希望の方は、★2023年2月15日までに以下のフォームより事前申し込みをお願いします。

◆主催:科研費補助金基盤研究B「近代におけるフィクションの社会的機能についての領域横断的研究」(研究代表者:久保昭博)

(お問い合わせ先)
『小説のフィクショナリティ』合評会幹事
fn.review.2023★gmail.com ★を@に
『週刊読書人』第3459号(2022年10月7日)の巻頭特集(1・2面)に、先日刊行した『小説のフィクショナリティ 理論で読み直す日本の文学』共編者の高橋幸平さん、久保昭博さんとの鼎談「フィクション論と文学」が掲載されました。
>> 出版社の案内はこちら
本書刊行に至る経緯と企図、フィクション論の現在、文学研究における理論の位置と価値、フィクション論の可能性、日本文学におけるフィクション、今後の展望・・などなどについて語り合っています。ぜひご覧ください。

『週刊読書人』20221007
>>読書人WEBはこちら 
『小説のフィクショナリティ』
高橋幸平さん、久保昭博さんとの共編で、『小説のフィクショナリティ 理論で読み直す日本の文学』をひつじ書房から刊行しました。
2014〜2020年まで活動した「フィクションと日本文学の研究会」(JF研)の成果の一端をまとめた論集。本書を中仕切りに新たな展開を進めていきたいと思っています。
(※左画像をクリックすると大きいサイズの書影をご覧いただけます。)

フィクション≠文学
人はなぜ虚構の物語にリアリティを感じるのか。
フィクションとファクトの境界はどこに引かれるのか。
フィクション理論の現在を整理し、文学研究に導入する──。
主要文献の「読書案内」を含む、これからの研究に欠かせない一冊。

分析美学の影響下に、ポスト構造主義以降の文学・芸術理論を形成しつつあるフィクション論。欧米の主要な理論的アプローチを概観しながら日本独自の「フィクショナリティ」を照射し、近現代小説の新たな読みを提案する。
(※本書オビ文より)

>>出版社のサイトへ  

■目次■

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坂口安吾大事典勉誠出版から『坂口安吾大事典』が刊行されました。

「偉大なる落伍者」安吾の、あらたな作家像。
「堕落論」、「桜の森の満開の下」、「不連続殺人事件」……モダニズム小説、歴史小説、風俗小説、推理小説のほか、評論・文化論・笑劇・エッセイなど、多岐にわたって足跡を残した坂口安吾。
最新の研究成果を踏まえ、全作品を解説するとともに、その人間像・作品を読み解くうえで重要なキーワードや、交流のあった人物を網羅的に解説。
坂口安吾のすべてに迫る初の大事典!(本書オビ文より) 
* * *
第一部・キーワード編、第二部・作品編、第三部・事項編 の3部構成で、巻末には詳細な年譜が付されています。「お奈良さま」「影のない犯人」「神サマを生んだ人々」「松江市邦楽界に寄す」「山の神殺人」といった作品項目と、「谷崎潤一郎」の項目を担当しました。

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安藤宏・大原祐治・十重田裕一 編集代表、勉誠出版、828頁、14,000円+税 
奈良教育大学国文学会2022年度研究発表大会が以下の要領で開催されます。

日時:2022年6月19日(日)13:00より
会場:奈良教育大学大講義室(発表者および現職員・在学生)とZoom(他の参加者)によるハイブリッド開催

卒業生を含めた学外の方はオンラインでのご参加となります。
事前登録が必要となりますので、国文学会HPをご覧の上、お申し込みください。

◇日高研の現役院生、奥田智也くんが登壇します。
(研究発表) 
・奥田智也「小川洋子『シュガータイム』論」

また、この3月に奈良教育大学学長を退任された加藤久雄先生のご講演もあります。

プログラムの全体、および詳細は国文学会HPをご覧ください。

奈良教育大学国文学会HP20220601
日高研の卒業生、孫軍悦さん(立命館大学准教授)が、このたび第27回日本比較文学会賞を受賞されました。おめでとう!
 http://www.nihon-hikaku.org/activity/award.html

受賞したのはご著書『現代中国と日本文学の翻訳 テクストと社会の相互形成史』(青弓社、2021年2月)です。本書についての書誌情報はこちら。 
やっぱり読みたい日本の近代文学~谷崎潤一郎~
出版文化産業振興財団(JPIC)のオンライン・プログラム「JPIC ONLINE」の連続講座「やっぱり読みたい日本の近代文学」で、5月19日(木)から隔週3回の一般向け講義を担当し、谷崎潤一郎の文学について話します。
こちらは、Zoomミーティング機能を使用する講座です。指定日のライブ講義のほか、見逃し配信もあります。

>>JPIC ONLINEのサイトはこちら 

◎やっぱり読みたい日本の近代文学~谷崎潤一郎の文学を読む~<全3回>
第1回:2022年5月19日(木)19:00〜20:30
 谷崎潤一郎はなぜ「文豪」と呼ばれたか
第2回:2022年6月2日(木)19:00〜20:30
 谷崎潤一郎と都市モダン文化
第3回:2022年6月16日(木)19:00〜20:30
 谷崎潤一郎と古典文学